これまで、ホスピタルネットのICカードシステムは、病院という公共の場において、多くの需要に応えてきました。院内のセキュリティシステムや、入院生活におけるキャッシュレスシステムとして。その幅広い使い道が、HosCaとしての新たな可能性を実現しました。今回クレヴィアウィル武蔵小杉では、伊藤忠ケーブルシステム株式会社と共に、在館証としてのICカードを、セキュリティさらに食堂・ランドリーでも利用できる仕組みを構築しています。
HosCaの持つ、施設内ネットワークと幅広く連携が可能な点、中でもランドリーをICカードで運用できる独自性が決めてとなり、この度導入の運びとなりました。
クレヴィアウィル武蔵小杉では、エリア毎にICカード(在館証)をかざして入場する認証システムを採用しています。 エントランスやエレベーターホール、居室入口には、カードリーダーが設置されており、ICカード認証を経て入場することで、不審者の侵入を未然に防ぐことができます。
また個人認証が可能なため、それぞれに許可されたエリアのみに入場することができ、ひとり暮らしの安全を守るうえで大きな役割を担います。
さらには、サーバーと連携し各エリアの入室情報を記録することができ、建物全体のセキュリティを管理することが可能です。
HosCaの大きな強みは、サーバー連携によって個別の利用履歴を記録し送信することが可能な点です。この特徴を生かしたシステムを、今回はランドリーの利用や、食堂でのメニュー選択の場面で採用しています。どちらも、利用履歴をネットワーク経由でサーバーに送信できるため、蓄積したデータを元に、家賃などと一括して引き落とす後精算が可能となりました。 食堂での運用においては、学生さんの手元に現金がなくても、栄養バランスの取れた食事を摂らせることができて安心と親御さんからもご好評をいただいています。
便利で実用的なシステムは今後も様々な場面での活躍が期待できます。
クレヴィアウィル武蔵小杉では、セキュリティやランドリー、食堂の利用のみならず、ネットワーク連携が可能なHosCaの強みを生かし、売店・自販機の決済など、将来的にICカード1枚で全ての施設利用を可能にするシステムの実用化を目指します。
また、今回の事例をきっかけに業界を問わず幅広く様々な施設のニーズにお応えできるよう展開していければと考えます。