日経産業新聞

2009年(平成21年)7月14日(火)

病院の「空き枠」活用
人間ドック ホスピタルネット予約サイト開設

人間ドック

CTなどの検診空き時間を使い、会員向けに安価に提供する

 病院向けシステム開発のホスピタルネット(東京・千代田、武田利信社長)は割安価格で人間ドックを申し込める予約サイトを開設した。医療機関に「空き枠」を登録してもらい、一般より安く予約を受ける。施設の稼働率を引き上げたい医療機関と、安く受診したい希望者をつなぐ。予約が成立すれば同社は医療機関から手数料を受け取る。1年で200の医療機関と提携し、1万人の利用を目指す。

一般より格安

健康保険組合向け医薬品卸のセルメスタ(東京・墨田、安養寺信弘社長)と組み、「人間ドックLS1サービス」を7月から始めた。セルメスタグループが運営する人間ドックの検索サイト「人間ドック・ドット・ネット」を通じ、セルメスタの顧客企業や健保の会員約750万人が同サービスを予約できる。

ホスピタルネットはシステムの納入実績がある医療機関を中心に、各種検診の空き時間をサイトで登録してもらう。登録は無料。サイト経由で申し込みがあった場合は医療機関がホスピタルネットに手数料を払う。検診料は期間や曜日、時間帯などで異なるが、「特定の健保会員向けに期間限定で半額にするなどの料金設定を考えている」(ホスピタルネット)。

検診の申し込みが少ない期間にコンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)など高額な装置の稼働率を高めたい医療機関の登録を見込む。1年間の検診取次額で3億円を目指す。
 ホスピタルネットとセルメスタは今後も、それぞれの顧客の需要を結びつける各種サービスを「ライフ・スタイル・ファースト」のブランド名で提供する方針で、人間ドックの予約サイトはその第1弾だ。



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